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○湿疹

赤ちゃんは新陳代謝がさかんで肌がデリケート。そのうえ汗やよだれなどで汚れやすいため、湿疹ができやすいのです。
乳児湿疹や脂漏性湿疹のほか、あせもやおむつかぶれなど皮膚のトラブルは多くあります。

■症状と経過

  • 生後1〜2カ月は湿疹の出やすい時期
    生後1〜2カ月は乳児湿疹という、あせもやにきびによく似た細かい湿疹が顔を中心に出ることがあります。頻度はかなり高く赤ちゃんの90%に見られるほど。原因はよくわかっていません。
    初めて赤ちゃんの皮膚に湿疹を見つけたお母さんの中には「アトピー性皮膚炎?」とすぐに心配する人もいるようです。ですが普通は3〜4カ月になると自然に治っていきますから、あまり神経質にならなくてもいいでしょう。

  • 脂漏性湿疹は黄色いかさぶたが目印
    乳児湿疹ができる時期と同じころ、脂漏性湿疹というものができる赤ちゃんもいます。
    このころの赤ちゃんの皮膚はお母さんの胎内にいたときの女性ホルモンの影響を受け、皮膚の分泌が盛んです。そのために頭や髪の毛の生え際に黄色いかさぶたのような湿疹ができることがあるのです。フケのように見えるかもしれません。
    3〜4カ月を過ぎると、赤ちゃんの体内の女性ホルモンが減少し、皮膚の分泌が少なくなり次第に脂性肌から乾燥肌になっていきます。そうすると脂漏性湿疹はできなくなり、できていた脂漏性湿疹も徐々に治っていきます。

 ■病院へ行く目安

  • 症状がひどくなれば受診を
    乳児湿疹や脂漏性湿疹は時期が来れば自然に治ります。けれども清潔を心がけていても症状がひどくなったり、ぐずったり、湿疹をひっかくような動作をするなど、かゆみが強そうなときは皮膚科か小児科を受診しましょう。塗り薬やかゆみ止めの内服薬を処方される場合もあります。
    乳児湿疹や脂漏性湿疹がなかなか治らず赤くてかゆそうな部分が目立つときは、アトピー性皮膚炎の可能性も考えなければなりません。でも医師のアドバイスや処方された薬によって症状がよくなったり、成長に伴って湿疹がおさまっていくようなら、アトピー性皮膚炎に結びつく心配はまずないと考えていいでしょう。

■おうちでの看護

  • 何よりも「清潔」が大事
    肌のトラブルを改善するには、まず清潔にすることです。毎日入浴して皮膚の汚れを落としましょう。香料の入らない石けんを使い、洗うときは強くこすらないようにします。石けん分が肌に残ると刺激になるので、洗い終わったらしっかり流して落としましょう。入浴できないときもシャワーなどで洗い流したり、ぬれタオルで体をふくようにするといいですね。
    授乳や離乳食を食べた後は、顔をよくふいて汚れを皮膚に残さないようにします。
    脂漏性湿疹は入浴前にオリーブ油などを塗ってふやかしてから石けんでよく洗うことを繰り返していけばたいていよくなります。

■おむつかぶれとあせも

  • おむつをしていると、汗やおしっこ、うんちでおしりは汚れがち。おむつかぶれは、これらの肌を刺激する物質が原因となって皮膚炎を起こすことです。
    おむつかぶれになると、おしりや股が赤くなり、ひどくなると次第に痛みが強くなってしみるようになります。症状が軽ければ通気性をよくすることで、普通は数日で治りますが、悪化したときは受診し、軟膏を処方してもらいましょう。
    カンジダというカビに感染してかぶれた場合は、ポツポツとした小さな水ぶくれができたり、薄く皮膚がむけてしまうことも。この場合は抗カンジダ剤というカビ止めの薬で治療します。
    日頃から、おむつはまめに取り替える。うんちは洗って汚れを落とすなどして、おむつかぶれの予防をしておくことが大切ですね。
    あせもは汗の出る穴がほこりや汚れでつまり、炎症を起こすことによってできる湿疹です。赤ちゃんは大人に比べて体が小さい割に皮膚の汗腺が多いのであせもができやすいのです。
    軽い場合は皮膚を清潔にしてあげればすぐに治りますが、ジクジクする、うみをもってくる、あせものよりができたというような症状がある場合は受診しましょう。
    予防としては、汗をかいたらすぐにぬれたタオルでふく、着替えさせる、まめにシャワーで汗を流すなどがあげられます。また暑さが厳しいときは、できるだけ涼しく過ごさせる工夫をすることも大切です。

「ベビーエイジの3歳までにかかりやすい病気」から抜粋

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