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○髄膜炎

脳や脊髄をおおっている髄膜が、ウイルスや細菌に感染して起こる病気です。
細菌性の場合は重症になると、まれに命にかかわることがあります。

 ■症状と経過

  • 高熱と激しい嘔吐
    最初は高熱とともに嘔吐を繰り返し、激しい頭痛も伴います。
    機嫌がとても悪くなり、症状がすすむと、けいれんを起こしたり意識がなくなってしまうこともあります。
    首の後ろがかたくなり、首がよく曲がらなくなることも。
    また、大泉門という頭の骨が合わさるやわらかい部分がふくらんできます。これは脳圧が上がるためです。
    細菌性の髄膜炎と、ウイルスが原因の無菌性髄膜炎がありますが、症状はほとんど同じです。

  • ウイルス性の場合はそれほど重くない
    ウイルス性の無菌性髄膜炎は、夏風邪のウイルスによって起こることもあり、細菌性に比べて病気は軽くすみます。
    髄液の異常は2〜3週間続くものの、後遺症が残る心配はほとんどなく、治療が始まって数日で症状がなくなることもあります。
    おたふくかぜの合併症としても、10%近くの人に無菌性髄膜炎が見られます。
    予防接種のおたふくかぜのワクチンによっても起こることがありますが、確立は大変低いものです。
    おたふくかぜに自然感染した場合は、髄膜炎より重い髄膜脳炎や高度の難聴を伴うこともあります。

  • 細菌性の場合は特に症状をよく観察して
    細菌性の場合は、治療が遅れると知能障害や手足のまひなどの後遺症が残ったり、重症になると命にかかわることもあります。
    熱がなかなか下がらず、不機嫌で眠りがちなときは早めに医師の診察を受けましょう。

■病院へ行く目安

  • 様子がおかしいときは即受診を
    髄膜炎は、最初の熱の出始めのころは風邪の症状によく似ていて区別ができません。
    けれども、細菌性のものは年齢が低いほど起こりやすいという特徴があり、3カ月以内の赤ちゃんの発熱の場合は、この病気の可能性もないとはいえません。
    新生児のころには熱がなく、顔色が悪く何となく元気がないという程度の症状しかないこともあります。
    ですから、風邪と診断されていても、高熱とともに繰り返し吐く、ひどく機嫌が悪かったり、いつもと違う泣き方をする、意識や受け答えが少しおかしいというときなどは、大至急大きな病院を受診しましょう。

  • 髄膜炎と診断されれば入院治療
    病院でこの病気と分かれば、ほとんどの場合入院治療を受けることになります。
    ただ、ウイルス性のものと細菌性のものとでは治療法が違うので、髄液を採って検査することになるでしょう。
    髄液の圧や成分を調べることによって、ウイルス性か細菌性かの診断ができるのです。
    髄液は頭の中から腰のほうまで循環しているので、背骨と背骨の間から針を刺して採り出します。

「ベビーエイジの3歳までにかかりやすい病気」から抜粋

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