下痢
■吐き気が続くときの受診後のホームケアは?
下痢とは、お腹の病気の症状の一つで、食べ物が腸に十分に吸収されないまま外に出てしまう状態のことを言います。
月齢の低い赤ちゃんでは健康な便でもゆるめで回数が多いので判断が難しいですが、いつもの便より水っぽく、回数も多いとき、また未消化なすっぱいにおいがするなど、いつもと状態が違うときに下痢を疑います。
■こんなとき、いつ病院へ行ったらいいの?
- 便はゆるいが、ご機嫌で食欲もある
→しばらく様子を見ましょう
- 6カ月くらいまでの赤ちゃんで、普段から下痢ぎみだが体重は順調に増えている
→しばらく様子を見ましょう
- いつもと違うにおいがする、白っぽいなど便の状態が悪い
→今日の診療時間内に受診して
- 下痢だけでなく、発熱や嘔吐がある
→今日の診療時間内に受診して
- 回数は多いが、ご機嫌で水分は受け付ける
→今日の診療時間内に受診して
- 下痢のせいで食欲がなく、おむつかぶれがひどい
→今日の診療時間内に受診して
- お腹を激しく痛がる
→急いで病院へ行きましょう
- 熱があり、血液のまじった便が出る
→急いで病院へ行きましょう
- 水様の下痢が頻繁にあり、ぐったりしている
→急いで病院へ行きましょう
■これってウソ? ホント?
- ヨーグルトや乳飲料って下痢のときはダメ?
本当です。下痢がひどいときはダメなのです。
乳製品に含まれる乳糖は分解されないと下痢を引き起こすからです。
健康なときは腸の粘膜から乳糖を分解する酵素が作られるので、分解できるのですが、ひどい下痢が続くと腸の粘膜が縮んでしまい、乳糖の分解酵素を作れなくなってしまいます。
乳製品は好きな子が多く、与えがちなので注意を!
■ちょっと下痢ぎみ……。家庭で様子を見るときにすることは?
- 機嫌や全身状態を調べて、つらそうなときは病院へ
症状が下痢だけで、遊べて、眠れて、多少でも食べられるなら、様子を見ているうちによくなることも多いもの。
ただし、具合が悪そうになってきたり、心配事があれば病院へ。
- 多少お腹を温めると腸の動きがスムーズに
大人でもお腹の具合が悪いときは温めたりしますね。
暖かい日なら暖房をつけるまではいかなくても、お腹の出ない衣服を着せてあげればいいでしょう。
- まずは水分補給をして、消化のいいもので様子を見て
大事なのは水分補給。食欲がないときは無理じいしないことです。
もし食欲があるようなら、食べ慣れている食品で消化のいいものを。
離乳食期の赤ちゃんなら、一段階戻した状態のものを与えましょう。
- 座浴を頻繁に。ただしよく乾燥させて
下痢うんちはかぶれやすいので、うんちのたびに洗面器にお湯を張るか、または風呂場でお湯で洗い流して座浴をしてあげるのが一番。
ただし座浴の後はよくふき乾燥させて、体調を崩さないように注意。
■こんなときは急いで病院へ!
便に血が混じっているとき、機嫌がひどく悪く苦しそうなとき、ぐったいして意識がおかしいときは至急病院へ。
米のとぎ汁のような白っぽい水様の便と嘔吐が始まったら、慌てず病院へ。
夜間ではまず病院へ電話連絡して医師の指示に従うといいでしょう。
血便が出た場合や便の様子が変なときは便をおむつごと持って病院へ。
■下痢が続くときの受診後のホームケアは?
嘔吐同様、下痢のケアで一番大事なのは食事ですが、ここで問題になるのがミルクについて母乳は普段通りですが、ミルクは乳製品の一つなので、下痢がひどいときは医師に相談してから与えるようにします。
- 栄養より水分補給がメイン。食べなくても無理じいしない
胃腸の様子が悪いときは、胃腸に負担をかけてはダメ。食欲がないのは体をいたわる生理的反応ですから、口当たりがいいものでも無理に与えたりすることはありません。
- 全身状態がよければいつもどおりの生活で
下痢がひどいときは静かに室内で過ごし、座浴やシャワーで流す程度にします。その際、水気をよくふきとることを忘れずに。下痢が多少あっても元気が出てきたらお風呂も外遊びも疲れない程度なら○。
- 下痢のときにはコレは控えて
乳製品やジュースは口当たりがいいし、好きな子が多いのでつい与えがちですが、乳製品やリンゴ以外の果汁や果物は下痢を長引かせるのでお勧めできません。下痢があまりひどくないときにはすりリンゴや、やわらかいおせんべい、ボーロ、葛湯などならおやつもいいでしょう。特にリンゴは整腸作用があるのでお勧めです。
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