ひきつけ
■ひきつけを起こしたら?
ひきつけとは、息が止まり白目を向いて体をこわばらせ意識を失う状態です。
その原因の中で一番多いのは熱性ケイレンです。
赤ちゃんは脳の発達が未熟なので、熱が出ると脳の神経細胞がいっぺんに活動してしまい、その結果失神すると考えられます。
両親や兄弟に経験があると、起こす可能性が高いようです。
■こんなとき、いつ病院へ行ったらいいの?
- ひきつけたが5分以内におさまり、けろりとしている
→今日の診療時間内に受信して。夜中なら一晩待って、朝一番に病院へ
- 5分以上ケイレンが続く
→急いで病院へ行きましょう!
- 短時間にひきつけを何度も繰り返す
→急いで病院へ行きましょう!
※ひきつけた経験のある子供は、熱が出たときの対処の方法を、かかりつけの先生と相談しておくとよいでしょう。
■これってウソ? ホント?
- ひきつけているときは割り箸などを口に入れる?
ウソです。ひきつけのときに、自分の舌をかんでしまうというようなことはありません。
間違って箸や指、スプーンなどを入れると口の中を傷つけたり、かえって窒息する危険があります。
何も入れないほうがいいのです。
- ひきつけたら、正気に戻すために揺り動かす?
ウソです。ひきつけを起こしているときは安静にすることが第一です。
大声で名前を呼んだり、体を揺すったりして刺激を与えてはいけないのです。
■ひきつけたときにあわてずすることは?
- 顔を横向きにして衣服をゆるめて
吐くことがあるので静かに横向きに寝かせて、硬直した体を締め付けないように胸のボタンをはずすなどして衣服をゆるめましょう。
- ひきつけ開始からの時間をはかります
あとで病気の診断をしてもらうときの手がかりの一つとなるので、もし余裕があれば、ひきつけがどのくらい続いたのかを確認しておきましょう。
- 周りを片付け5分は様子を見て
周りに散らかっているものや家具にケイレンする赤ちゃんが体をぶつけたりしないように、簡単に片付けをしてまず5分間は冷静に赤ちゃんの様子を見るようにします。
■ひきつけがおさまったあとにすることは?
- 顔色が戻るのを確認しながら体温をはかります
何度くらいの発熱でひきつけたかを確認しておくことは、診察や今後のひきつけ対策の手がかりに。
呼吸が始まり、顔に赤みがさしてくるのを確認しながら落ち着いてはかりましょう。
- 応急処置としてわきの下を冷やして
中にはおさまったと思ったら、またひきつけるということもあります。
応急処置としてわきの下や頭を冷やして体温を下げておくと安心です。
- あせらず病院へ連れて行きます
ひきつけたら、その原因を調べてもらうことが大事。
救急車を呼ぶことはありませんから、初めてのときは時間外なら電話連絡をして病院へ連れて行きましょう。
■こんなときは急いで病院へ!
ほとんどの場合、ひきつけは5分以上続くことはありません。
けれどもひきつけが5分以上続くときや、短時間にひきつけを繰り返し起こすときには緊急に病院へ連れて行きましょう。
●ワンポイント
熱性ケイレンは普通2〜3分で自然におさまり、後遺症もまずありません。
ですからひきつけたら落ち着いて5分間は冷静に状態を見守ること。
おさまったら病院へ行き、熱性ケイレンかどうか診断してもらいます。
■ひきつけ後のホームケアはどうする?
- ひきつけ後は安静にします
短いひきつけなら泣きだすこともありますが、長めのときはそのまま眠ってしまうことも。
安静にして十分休ませ、眠っているときはゆっくり寝かせてあげましょう。
- 意識が回復してから水分を与えます
ひきつけがおさまった直後に水分を与えると吐いてしまうこともあるので、意識がしっかりと回復してから水分を与えるようにします。
その後の生活は必要以上に心配することなく、普通にしていてかまいません。
■またひきつけたらどうしよう……。今後のひきつけ対策はどうしたら?
熱性ケイレンを起こした子の半数は、一度しか起こさないですんでしまうと言われます。
中には高熱を出すたびに何回も起こす子もいますが、それでもおそくても6歳くらいまでには自然に起こさなくなるのが普通です。
何回も起こす子の場合は、ひきつけ止めの薬を処方されることもあります。
その場合は先生に使い方をよく聞き、指示に従ってケイレンを予防するようにしていきます。
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