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 トップけんこう予防接種>第20回 ワクチン別Q&A DPT三種混合
 けんこう
予防接種

第20回 <ワクチン別Q&A DPT三種混合>

Q: DPTで予防できる病気は何ですか?
A: ジフテリア、百日ぜき、破傷風です。
Q: それはどんな病気なのですか?
A:  【ジフテリア】
ジフテリアに感染した人が、せきやくしゃみをして菌を含んだ唾液が空気中に飛び出し人に感染します。
感染は主にのどからですが、鼻から感染することもあります。
ほとんどの人は感染しても発症せずに免疫を得られますが、1割程度の人にはのどの痛み、犬ぼえのようなせき、嘔吐、呼吸困難などの症状があらわれます。
また菌の出す毒素によって心筋障害や神経マヒを起こすこともあります。ワクチンが始まってからは年間10人未満の患者数になりました。

【百日ぜき】
百日ぜきは、ジフテリアと同じく空気中に飛び出した菌によって感染し、かぜのような症状から始まります。
だんだんせきがひどくなり、顔を真っ赤にして咳き込むようになってしまいます。発熱はありません。
特に注意したいのは0歳児でせきで呼吸ができず、チアノーゼやケイレンを起こしたり、肺炎や脳炎などの重い合併症を起こすこともありあなどれません。

【破傷風】
破傷風菌は土の中にひそんでいるので、泥や沼地でけがをしたときに傷口から感染します。
菌が体内で増えると、毒素によって口があかなくなったり、ケイレンを起こしたり、死亡したりする怖い病気です。
ただしママが免疫を持っていれば新生児の破傷風は防げます。
Q: 理想的な予防接種の受け方は?
A: I期(生後3カ月〜1歳まで)に3〜8週おきに3回と、その後1年〜1年半後に1回接種し、II期(11〜12歳)に1回接種します。
Q: 現在生後4カ月ですが通知がきました。こんな小さいうちから受けても大丈夫でしょうか?
A: もし予防する病気がママから免疫をもらえる種類のものなら、その免疫が切れるころに予防接種を受ければよいのですが、百日ぜきだけはママからの免疫もだいたい生後3カ月でなくなってしまいます。
ですから、生後間もない赤ちゃんでも、百日ぜきにかかる危険はあるわけです。
また、この病気は1歳未満の赤ちゃんがかかると重症になりやすく、合併症も心配です。
そのため、生後4カ月たっていれば受けておいたほうがいいでしょう。
Q: DTPを受ける前に、百日ぜきになってしまいました。どうすればよいですか?
A: この場合、すでに百日ぜきの免疫はつくられていますから、三種混合のワクチンを接種する必要はありません。
接種はジフテリアと破傷風の二種混合に切りかえましょう。
受け方はI期の接種は2回だけの接種になり、その後1年〜1年半後に追加の接種をすればOKです。
詳しいことはかかりつけのお医者さんに相談して決めたほうがよさそうですね。
Q: I期の1回目をしたあと、風邪のため3カ月も次の接種が受けられませんでした。また最初からやり直したほうがよいでしょうか?
A: 本来、三種混合の予防接種は、3〜8週間隔で初めの3回を受けることになっていますね。
ただし赤ちゃんの体調によっては毎回順調に受けられるとは限りません。
このケースのように3カ月程度の間隔でしたら、まず回数を優先してそのまま2回目を受けても大丈夫でしょう。
また1年くらいあいてしまった場合は1回目の効果はなくなりますが、2回、3回、II期をちゃんと受ければ免疫は得られるので1回目からやり直す必要はありません。
Q: 百日ぜきはよく流行するから接種しておけば安心ですが、あとの2種類はそれほど必要ではないと思うのですか。
A: 確かにジフテリアも破傷風も流行性の病気ではないので、こう考えるママも少なくありません。
ただジフテリアが日本で流行していないのは、きちんと予防接種を受けている結果のあらわれだと思われます。
ですからみんなが受けなくなるとまた流行する危険もあるでしょう。
東南アジアから菌が持ち込まれる可能性も心配です。
また破傷風は、赤ちゃんがだんだん外遊び(特に泥いじり)をするようになるととても心配ですね。
泥にまみれた傷口は特に危険です。
自己防衛の意味でもぜひ接種をすすめたいですね。
Q: 注射したあとがかたくなってしこりになっています。このままにしておいて大丈夫でしょうか?
A: 心配ありませんよ。これは注射液に含まれる添加物によるもので、しこりになったりはれたという副反応なのです。
たいていは1週間くらいで待ち針の先くらいのしこりになり、最後には消えてしまうはずです。
Q: ポリオワクチンの2回目と三種混合の1回目が重なってしまいました。どちらを優先させたほうがよいですか?
A: この場合は赤ちゃんの月齢によって優先順位が変わります。
というのは、百日ぜきに1歳未満の赤ちゃんがかかると重症になる可能性があるので、もしその月齢の赤ちゃんの場合は三種混合を受けることをすすめます。
またポリオの場合は改正後もしばらくは集団接種のまま実施される地域が多く、接種の機会が限られてしまいます。
もし家族でポリオが流行しやすい地域(中国や東南アジア)へ行く人がいる場合は、感染が心配ですのでポリオを先に受けたほうが安心です。
このように、赤ちゃんの月齢と家族の環境を照らし合わせて決めたほうがよいでしょう。

「よく分かる予防接種」から抜粋しました

→予防接種時期の一覧表がダウンロードできます。PDFファイル(14.2KB)

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