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Dr.Nのレディースクリニック
第36回 生理 パート3
今回は質問の多い生理について第3弾です。人によって悩みもさまざまです。
放送時間11分16秒
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Q:月経中におなかが張り、痛みが強く、月に3回月経がきます。

まずは月経中のおなかのハリや痛みですが、程度が軽ければ正常な人にも見られる症状です。
食欲が落ちるほどおなかがはったり、日常生活に支障が出るほどの痛みがあるのであれば、ホルモンのアンバランスや子宮内膜症などによる月経困難症、子宮筋腫や卵巣腫瘍などが疑われます。
また、月に3回月経があるとのことですが、これは頻発月経といって月経異常の一つです。
もし、毎回普通の月経と同じくらい出血しているのであれば貧血になっていてもおかしくおりません。
また、ご本人が月経だと思っているだけで本当は月経と月経の間に不正性器出血が見られているのかもしれません。
不正性器出血の原因で一番注意が必要なのが癌です。これは病院で検査してみないと分かりません。なので、できるだけ早く婦人科を受診されることをお勧めします。

Q:月経時におなかが張ってくるというのはガスがたまりやすいからですか? それとも子宮や卵巣がが張るのですか?

両方ありえます。月経前から月経時はホルモンの作用によって腸の動きが鈍くなり、体全体がむくみやすくなります。なので、当然ガスがたまりやすかったり便秘気味になったりします。
また、子宮内膜症が子宮の壁や卵巣にある場合、月経時に子宮の壁が厚くなったり卵巣の腫れがひどくなったりするのでそのせいでおなかがはった感じが出る可能性もあります。
いずれにしても、症状が強いようなら何か異常があるかもしれないということです。

Q:低体温は不妊症の原因というのを聞きました。本当でしょうか?

体温が低いこと自体は、不妊とはあまり関係がありませんが、骨盤内の血行が悪いと不妊の原因になるのではないかと考えられています。
最近は、レーザーによって骨盤内の血行をよくして着床率を上げる治療などもあります。
体質的に体温が低めなだけでしたらそれほど気にされる必要はありませんが、低体温の原因が無理なダイエットのせいだったりホルモンの異常や甲状腺の病気のせいだったりする場合は、それらが不妊の原因となる可能性がありますので治療が必要です。

Q:生理のときに下痢になってしまいます。それも、かなりひどいのでいつも職場で悩んでいます。これをやわらげる方法はありますか?

生理中はホルモンの影響で腸管での水分吸収の調節がうまくいかず、下痢や便秘になりやすくなってしまいます。
生理前は便秘がちで、生理がきたとたん便がやわらかくなるパターンが多いようです。
症状の程度は、もともとの腸の敏感さや体質などで個人差がありますが、あまりひどいと日常生活にも支障をきたしてしまうのでつらいですよね。
まずは腰やおなか周りを冷やさないようにしてください。あと、水分はなるべく温かい飲み物で摂るようにし、消化の悪いものや刺激物、柑橘系のジュースなどは避けましょう。
下痢があまりにひどいようなら、症状がある間は整腸剤を飲むことをお勧めします。
普通の内科でも処方してもらえますし、薬局で市販のものを購入されても差し支えありません。ただ便がやわらかくなりすぎるだけでなく、お腹をこわした時のようにゴロゴロいう感じが続くようであれば、腸の動きを鈍くする下痢止めを1〜2日飲むといいでしょう。
これは市販薬もありますが、はじめは病院で処方してもらった方が安心です。
また、もとからお腹を壊しやすいとか、下痢や便秘になりやすいようであれば、それらの症状をやわらげてくれる漢方薬などもありますので、内科もしくは産婦人科の先生に相談してみてください。

Q:生理の量が多く、ナプキンの交換を2回以上やらないとだめです。長時間の外出のときなどとても困ってしまいます。生理痛などはないのですが、大丈夫でしょうか?

生理の量が非常に多い場合を「過多月経」といいます。
ナプキンの交換が2回というのは一時間に2回という意味でしょうか?
2日目に2〜3時間ごとに交換が必要な程度であれば、正常範囲といえます。過多月経の目安は、ナプキンが1時間ももたない・昼間に夜用ナプキンを使ってももれてしまう・レバー状の塊がたくさん出る、などです。
また、過多月経の人は日数が8日以上続く過長月経もともなうことが多いようです。

10代〜20代前半の若い女性の過多月経は多くの場合、ホルモンの働きが整いきっていないためにおこるものなので、貧血やひどい生理痛などがない場合はそのまま様子を見てもかまいません。
30代以降で起こる過多月経は、子宮筋腫・子宮内膜症・子宮腺筋症などによって子宮内膜の面積が大きくなり出血量が増えている場合がほとんどです。
生理痛などがひどくないようであればしばらく様子を見られても大丈夫ですが、一度そういった原因となる病気がないかどうかのチェックはされておいたほうがいいでしょう。
また、毎回出血量が多いと貧血になりやすく、中には慢性的な貧血のせいで自覚症状があまり出ないまま徐々に重症貧血になっていくケースもありますので、体がだるい・少し動いただけで息切れがする・立ちくらみが起こりやすい・結膜が白っぽい、などの症状があれば貧血のチェックだけでもしておきましょう。

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