Q:もうすぐ妊娠後期です。主人の転勤が急に決まり転院することになりました。かなり不安なのですが、何か転院の際のアドバイスがあったら教えてください。
ずっと診てもらっている先生が変わるのも、住みなれた土地を離れるのも不安ですよね。
転院は基本的にきちんと紹介状を書いてもらいさえすれば、どこへ行っても大丈夫です。
ただし病院によってはお産の数を制限するために、予定日で予約を取っているところもありますから、転院しようと思う病院の候補が挙がったら、まずは事前に電話で問い合わせてみるといいでしょう。
また、何か合併症があったり、赤ちゃんの状態を注意してみないといけない妊娠の場合は、大学病院など特殊な医療機関にかかる必要があることもあります。
どこへいったらいいかわからない場合は、現在の主治医に適切な病院を選んでもらってください。
あと、引越しはかなりの重労働になってしまいます。
たとえ安定期でも、自分はほとんど何もしないで身一つで引越し先へ行くだけにしてください。
切迫早産や妊娠中毒症の症状がある場合は、お産だけこちらで済ませてから奥様が遅れて引越しするというケースも考えなければいけません。
ご主人とよく相談して、場合によっては里帰り分娩をされるのも一つの方法です。
Q:現在妊娠中なのですが、かなり痔がひどくなってしまいました。座ったりするのも痛いくらいです。何かいい方法はないでしょうか?
妊娠中によくあるマイナートラブルの一つですね。妊娠中は大きな子宮に肛門が圧迫されて血液循環が悪くなりがちです。
また、便秘にもなりやすいので肛門周囲にうっ血が起こりやすく、これらが原因で痔になってしまいます。
予防及びひどくならないためには、まず、便秘にならないように気をつけましょう。
また、塗り薬や座薬でできるだけ肛門周囲のうっ血を改善します。
入浴や座浴・カイロでお尻を暖めるなどして血流をよくしましょう。座る時に痛みがあるようであれば、長時間同じ姿勢はとらないように気をつけて、真ん中に穴があいたドーナッツ型の座椅子を利用するといいでしょう。
また、香辛料は避けてください。
痔が大きくて肛門の外に出てきている場合は、入浴時や排便後などに指で押し戻すようにしてください。外に出たままにしておくとますますうっ血がひどくなって、痔核が大きくなってしまいます。
Q:現在4カ月の妊婦です。上の子がおたふく風邪にかかり、その風邪がどうやら感染したみたいです。おなかの子に何か異常がおこるのではないかと、かなり心配しています。大丈夫でしょうか?
おたふくかぜは、正式には流行性耳下腺炎と言い、ムンプスウイルスに感染することによって起こる耳下腺の炎症です。
妊娠中に気をつけなければいけないウイルス感染症がいくつかありますが、ムンプスウイルスの場合妊娠初期に自然流産のリスクが高くなることが予測されます。
風疹やヘルペス感染のように、胎児に重篤な合併症や奇形を起こすリスクは低いと考えていいでしょう。
また、現在妊娠4ヶ月とのことですから、器官形成期の終わりということになります。
つまり、感染やお薬の影響を受けやすい時期のギリギリ終わり頃ですから、絶対に何も起こらないと言い切ることはできませんが、赤ちゃんが元気に成長しているのであればまずは安心して大丈夫だと思います。
もちろん、超音波やモニターで、赤ちゃんの状態は慎重に診ていく必要があります。
また、今回のお産が終わってすぐに、ムンプスウイルスに対して免疫があるかどうか調べてもらってください。
もし免疫がなければ、次回のお産の時のことを考えて、予防接種をしておくことをお勧めします。
Q:子供を産むとき、会陰切開する病院としない病院があると聞きました。何か違いがあるのでしょうか? した場合としない場合のメリットとデメリットを教えてください。
会陰切開の是非は、病院やドクターによって考え方も方法も様々です。
会陰切開した場合、赤ちゃんがスムーズに出てきやすく、会陰部のひどい裂傷(あちこち切れてしまうこと)を防ぐことができます。
また、自然に切れてしまった場合に比べて縫合した跡もきれいになります。
ただし、縫合した糸を抜糸するまでは特に、お下の引きつれた感じが続いてしまいます。
会陰切開をしなかった場合、皮膚の伸びが悪いとお産が進まなくなってしまいます。
また、赤ちゃんが出てくる時に自然に裂けてしまうことがあるので、この場合あちこちが裂けたり、直腸の方まで裂け目がのびてしまったりすることもあります。
ただし、皮膚の伸びがよければ、会陰切開をしなくても会陰部が全く裂けることなく赤ちゃんを産むこともできます。
この場合、お産の後に会陰部を縫う必要も無ければ、産後のお下の引きつれに悩まされることもありません。
基本的に、初産婦さんは皮膚の伸びが悪いので少し切開をしてあげた方がスムーズで後も楽なのですが、皮膚の硬さや赤ちゃんの大きさによってケースバイケースです。
なので、会陰切開をすることが良いか悪いかを比べることはできません。
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