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Dr.Nのレディースクリニック
第47回 乳癌
女性にとっては心配な乳癌。今回は、乳癌についてDr.Nさんにお聞きしました。


Q:生理前に特に痛みや張りがあるのですが、これは乳癌でしょうか?

乳腺は、特に何も異常がなくても生理の周期によってハリや痛みが出ることがあります。
乳癌は、初期であれば痛みが出ることは稀ですが、これだけで乳癌かそうでないかの判断はできません。
気になるようでしたら、生理が終わってすぐくらいの、一番乳腺がはっていない時期に、マンモグラフィーと超音波の検査を受けるようにしてください。

Q:20歳です。少ししこりのようなものがあって気になっているのですが、年齢的に考えても乳癌ではないと思います。ほっといてもいいですか?

年齢的に考えれば、乳癌である可能性は低いと思われます。
ただ、20代でも乳癌の方はいらっしゃいますし、特に家族に乳癌の方がいらっしゃったり遺伝子的に乳癌になりやすい方は、若いからと言って安心するのは危険です。
気になるようなら早めに乳腺外科を受診するようにしてください。

Q:現在授乳中ですが、乳癌と言われてしまいました。このまま授乳を続けても大丈夫ですか?

授乳を続けるかどうかの判断は、乳腺外科の主治医に聞いてみてください。
お乳が出るために必要なホルモンが乳癌の進行を早めてしまうことがあるので、おそらく、お乳が出ないようにして授乳は中断する形になると思います。
乳癌の進行具合や、今後の治療方針によって多少の融通は利くかもしれませんが、手術するにしろ抗癌剤治療をするにしろ、授乳を続けながらの治療は困難だと思われます。

Q:検診で異常ありと診断されて精密検査を受けることになりました。どんなことをするのか不安です。精密検査の内容を教えていただきたいのですが……。

検診がどの検査をしたのかにも寄りますが、マンモグラフィーと超音波検査をして異常を指摘されたのであれば、次に怪しいと思われる部分にちょっと太目の針を刺して細胞を抜き取る「吸引細胞診」という検査をします。
この細胞診で完全に良性という結果であれば、それ以上の検査をせずに3ヶ月〜6ヵ月ごとの定期検診になると思われます。
悪性が疑わしいまたは悪性の場合は、今度は局所麻酔をしてもっと太目の針で組織をとってくる「針生検」や皮膚を切開して腫瘤の一部をとってくる「組織生検」を行います。
癌と診断された場合は、これ以外にも、MRIやCTで全身の詳しい検査を行ったりします。

Q:乳癌でも乳房を取らなくてもいい手術があると聞きました。それはどこの病院でもやっているのですか?

乳房を取るか残すかは、乳癌の進行の程度やどこにできているかなどによって方針が決まります。
最近はどの病院でも乳房温存の手術は行うようになってきていますが、どの程度の乳癌なら残すかという基準については病院やドクターによって若干異なってきます。
また、病院の設備や患者様ご自身の希望によって治療方針は変わってくると思いますので、まずは乳腺外科の専門医がいる病院でじっくり話ができる病院を探してみるといいでしょう。
下記の本に全国の乳腺外科医リストが載っていますので、よかったら参考にしてみてください。
http://www.makino-g.jp/books/bitabook/book_0116.html

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