Q:最近不眠症で悩んでいます。特に悩みがあるというわけではないのですが、寝られません。何かいい方法はありますか?
2〜3日の不眠なら誰にでも起こるものです。
環境の変化などがあった場合しばらくすれば落ち着くこともあるので心配ありません。
特に心当たりがないのに2週間以上不眠が続く場合は、状態に応じて治療を行います。
まずはうつ病や統合失調症などの病気が隠れていないかのチェックをし、もしそれらの病気が元になっている場合は薬による治療を行います。
特に元になる病気がない場合、カウンセリングや睡眠薬による治療が中心となります。
睡眠薬は、効果の持続時間や効き具合の強さなど様々な種類のものがありますから、きちんと病院で処方してもらってくださいね。
また、一度飲むとずっと飲まなければ眠れないのではないかと心配される方がいらっしゃいますが、習慣性の全くない睡眠薬もたくさんありますからご安心を。
我慢して毎晩眠れずにしんどい思いをするよりは、調子の悪い時だけお薬の力を借りるのも一つの方法です。
また、次に書いているような日常生活での工夫も心がけてみるといいでしょう。
Q:年を取るにしたがって、眠りが浅くなっているような気がします。睡眠薬を処方していただいたのですが、それを飲むと気持ちが悪くなってしまいます。どうしたらいいでしょう?
年齢とともに眠りが浅くなり、いったん寝付いても夜中にたびたび目がさめるといった不眠のパターンは、高齢の方によく見られます。
睡眠薬を飲むと気持ち悪くなるということですが、もう少し弱いタイプに変えてみてもらってはいかがでしょうか?
最近は、効果がマイルドで習慣性がなく、朝まで残りにくいタイプの睡眠薬も開発されていますから、一度処方してもらったドクターに相談してみてください。
また、日常生活でもいくつか改善できるポイントがあります。
- 昼間は充実感を持って活き活きと活動する(なるべく昼寝はしない)
- 寝る少し前にぬるめのお風呂にゆっくり入る
- 寝室を適度な温度・湿度・暗さに整えて騒音が入らないようにする
- 寝る前にコーヒーなどカフェインを含むものやアルコールを摂らない
- カモミール・パッションフラワー・ホップなどのハーブティーを飲む
- ラベンダー・ローズマリー・クラリセージなどのアロマオイルをお風呂に入れたり、ティッシュに1滴たらして枕もとに置いたりする
- その日自分がやろうと思ってできなかったことを少しでもやってからベッドに入る、などです。
Q:いくら寝ても寝た気がしません。細切れに目が覚めて、変な夢をよく見ます。日中も体がだるく、ぼ〜っとします。なんとかならないでしょうか? これも病気なのでしょうか?
単に眠りが浅いだけかもしれませんが、睡眠時無呼吸症候群によって熟睡できず、夢を見たり途中で何度も起きてしまったりする場合があります。
これは耳鼻科や内科で検査してもらうことができます。
また、ナルコレプシーという過眠症では、日中に強い眠気があって、居眠りを繰り返したり会議や試験の途中でも突然眠り込んでしまうといった症状が出現します。
これの場合は、神経内科で専門的な治療が必要になってきます。特別な病気がなく、単に眠りが浅いだけの場合は、日中適度な運動をしたりしっかり太陽光線を浴びることによってある程度の改善は期待できます。
また、途中で目が覚めるのを抑えてくれる睡眠薬もありますから、まずは内科を受診して相談してみてください。
Q:完ぺきな夜型です。朝はどうやっても起きられません。何とか生活を改善したいのですが、このままでもいいような気もします。夜型の弊害って何かありますか?
夜勤の方は毎日夜型で過ごしていらっしゃいますが、夜活動することそのものにはあまり弊害はありません。
ただ、昼間学校や仕事があるのに夜遅くまで起きてしまって朝がつらいという場合は、「睡眠覚醒リズム障害」といって治療の対象になります。
まずは、夜一定の時間にベッドに入る習慣をつけ、なかなか眠れないようなら軽い睡眠導入剤を併用します。
また、朝も決まった時間に起きる習慣をつけて、起きぬけに太陽光線を浴びるようにすることで覚醒が促されます。
病院での治療では、起きてすぐに非常に強い光を当てて「朝がきた」ということを脳に認識させるようにします。
また、リズム障害の方は、睡眠そのものは足りていないので昼寝をしてしまいがちです。
昼間寝てしまうために夜よけいに寝付けないという悪循環になってしまいますから、昼間は身体をしっかり動かして活動するようにします。
まずは自分で日常生活を改善してみて、それでもうまくいかないようなら専門家を受診するようにしてください。
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