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Dr.Nのレディースクリニック
第54回 頻尿
「おしっこが近くて外出がおっくう」そんな悩みを抱えている女性の方がとても増えているようです。今回はそんな頻尿についてDr.Nに聞きしました。


Q:膀胱炎ではないのですが、かなりトイレが近くて悩んでいます。何か病気でしょうか?

年齢とともに、膀胱炎などの病気がなくてもトイレが近くなるのはよくあることです。
原因として考えられるのは、冷え・膀胱の容量が小さくなった・膀胱の壁が過敏になった、などです。
1回1回の尿量がさほど多くない場合は、こういった加齢による変化が原因の場合が多いのですが、1回ずつかなりの尿量が出るのに何回もトイレに行く場合は、腎臓機能の異常やホルモン異常のために尿量が増えすぎてしまっている可能性があります。
これは血液検査をしてみないと分りませんので、尿量がかなり多いと感じる場合は一度泌尿器科か内科を受診するようにしてください。

Q:毎日夜中に3〜4回おしっこで起こされます。妊娠中でもないのになぜでしょう・・・。

尿崩症というホルモン異常が疑われます。
もちろん、冷えや単なる水分の取りすぎによっても夜間頻尿はおこりますが、 夜中の尿量そのものが異常に多い場合や、尿がとても薄い場合は一度ホルモンの値を調べてみる必要があります。

Q:更年期障害で頻尿になることはありますか?

あります。更年期障害は女性ホルモンが低下することによって起こってくる様々な症状ですが、膀胱や外陰部にも女性ホルモンの「レセプター」というものがあり、ホルモン低下によって頻尿になったり膀胱炎になりやすくなったりします。
これは、女性ホルモンが膀胱の壁の伸びやすさを保ってくれたり、雑菌への抵抗性を保ってくれたりしているためです。
更年期になると、膀胱の壁は伸びが悪くなり、またちょっとした刺激で荒れやすくなってしまいます。
また、神経過敏の状態にもなりやすいので、頻尿になってしまうこともあります。

Q:泌尿器にも老化ってあるんですか? 何か老化を防ぐよい方法ってありますか?

前述したとおり、女性ホルモンが膀胱や外陰部にも若さを保ってくれていますので、女性ホルモンが低下すると皮膚や粘膜が荒れやすくなったり、潤いが足りなくなってかさかさした状態になったりします。なかには、乾燥のせいで歩くだけで外陰部の皮膚が切れてしまう方もいらっしゃいます。
こういった変化を防ぐ、または改善するためには女性ホルモンを補うのが一番効果的です。
40歳を過ぎたら徐々に女性ホルモンは低下していっていますから、目立った更年期症状がなくても一度女性ホルモンの値をチェックしてみるといいですね。
また、局所だけに使う保湿座剤や女性ホルモンの膣錠などもありますから、飲み薬によるホルモン補充に抵抗がある方は局所療法だけでもしてみるといいでしょう。

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