Q:不妊症です。体外受精を何度か試みているのですが、妊娠しません。もうあきらめたほうがいいのでしょうか?
治療期間が長くなると、精神的にも辛くなってきますよね。
体外受精の1回の妊娠率は、病院によってもかなりばらつきがありますが平均すると約25%です。
つまり3回〜4回繰り返せば、1回は妊娠できる可能性があるということになります。
しかし、病院の技術や、その時のお二人のコンディションなど様々な要素が関わってくるために、4回以上試みてもうまくいかない場合もあります。
何回目であきらめた方がいいですという提案はできませんが、体外受精は費用もかなりかかってしまいますので、体力的・精神的・経済的負担をゆっくり考えられたうえで、主治医と相談されるのがいいかと思われます。
検査上特に異常もなく、不妊治療を重ねてもどうしても妊娠できない場合もあります。
頑張りすぎてへとへとになってしまいそうな時は、お2人だけでエンジョイする人生を考えるのも大切な選択肢だと思われます。
Q:主人が無精子症です。これはもう妊娠することが不可能なのでしょうか?
無精子症というのは精液に精子が一つもいない状態なので、自然に妊娠することはまず不可能です。
睾丸にも全く精子がいなければどうやっても妊娠することは不可能なのですが、睾丸に精子がいればそこから直接精子を採ってきて、採卵した卵子に顕微鏡で見ながら受精させる顕微授精という方法があります。
顕微授精した後は普通の体外受精と同じように、受精卵を子宮の中に戻します。
妊娠率は、普通の体外受精とほぼ同じくらいといわれています。
Q:胚盤胞というのがよいと聞きました。どのようなものですか? 本当に妊娠の可能性が高くなるのでしょうか?
おそらく、体外受精の一つである「胚盤胞移植」のことだと思われます。
体外受精には、
- GIFT法=卵巣から採卵した卵子と運動性のよい精子を受精前に卵管膨大部に戻す方法
- ZIFT法=体外で受精させた受精卵を細胞分裂する前の状態で卵管膨大部へ戻す方法
- 胚盤胞移植=体外で受精させた後5〜6日間培養し、受精卵が胚盤胞という状態になるまで発育させてから子宮内に戻す方法、
があります。
体外で受精させても、うまく細胞分裂しなかったりする受精卵もあるので、きれいに胚盤胞の段階まで細胞分裂が進んだ受精卵だけを厳選して戻すこの方法だと、妊娠率は若干高くなります。
Q:二人目が欲しいのですが、なかなか妊娠しません。タバコやアルコールが原因になることがあると聞きました。控えたほうがいいでしょうか?
もちろん、妊娠のためにも今後の健康のためにもきちんと禁煙された方がいいですね。
タバコは百害あって一利無しです。
アルコールは適量を守っていただければ完全に禁酒する必要はありませんが、せめて妊娠を目指している間と妊娠中だけは控えた方がいいでしょう。
2人目の不妊で悩まれている方も結構多く、原因は一人目のお産の後の卵管閉塞やホルモンバランスの異常・排卵障害など様々なケースが考えられます。
もちろん、特に原因がなくてできない場合もありますが、なかなか妊娠しないようであれば、まずは明らかな異常がないかどうか検査してみてください。
Q:不妊治療もいろいろあるのですか? 病院の選び方を教えて欲しいのですが・・・。
不妊治療にも、段階をおって様々な治療法があります。
病院によって治療の流れは多少異なりますが、オーソドックスな流れを書いておきますね。
基礎体温をつけてタイミング療法(時に漢方薬併用)⇒女性ホルモンを補充しながらタイミング療法⇒飲み薬による排卵誘発⇒注射による排卵誘発⇒人工授精⇒体外受精・顕微授精、といった感じです。
もちろん、その他に明らかな原因、例えば卵巣脳腫や子宮筋腫などが見つかった場合は、その治療を行ってから不妊治療に取り掛かる場合もあります。
病院を選ぶポイントとしては、まずどこまでの治療を望むかによって、どういった設備が整った病院を選ぶかということになります。
人工授精までは大概の病院で治療可能ですが、体外受精や顕微授精ができる病院は限られています。
また、通いやすさや、スタッフとの話しやすさも重要なポイントです。
技術的には、体外受精など特殊な治療の場合年間の症例数が十分か、成功率が平均以上か、といった点がポイントになります。
まずは各病院の症例数と成功率を確認されてから選ばれたらよいでしょう。
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