Q:B群溶連菌を膣内に持っていると言われたのですが、これは何ですか?
正確にはB群溶血性連鎖球菌という細菌の一種で、成人男女ともに約30%の頻度で腸の中に保菌している雑菌です。
大腸菌と同様、便中に多く含まれていることもあって、膣内に紛れ込みやすい雑菌の一つです。
何も症状がなくてもおよそ1割の人はおりものを調べると膣内にこの雑菌がいます。
菌がいる事自体は、体に影響はほとんどありませんが、抵抗力が落ちたりすると「細菌性膣炎」を起こす原因になる事があります。
おりものが増えたり痒みがあったりする場合は、きちんと治療しておくことをおすすめします。
Q:B群溶連菌の検査ってどんなことをするのですか?
薬で副作用はないのですか?
検査は、おりものを綿棒のようなものでとって培養します。
治療は、基本的に抗生物質の膣錠を1週間から10日程度膣内に毎日1個ずつ入れるだけでほぼ除菌できますので、副作用は膣錠にかぶれて膣内や外陰部が多少痒くなることがあるくらいです。
膣錠だけで除菌できないしつこいケースや、妊娠中に見つかった場合は抗生物質の飲み薬も併用します。
飲み薬も、その抗生物質にアレルギーがある人を除いて、副作用はほとんど心配しなくても大丈夫です。
もちろん、妊娠中に使っても胎児に影響はありません。
Q:B群溶連菌を膣内に持っていると赤ちゃんに感染することがあるのですか?
妊娠中は赤ちゃんに直接感染するというよりも、赤ちゃんを包んでいる膜(羊膜や絨毛膜)に感染して、切迫早産や前期破水の原因になる事があります。
B群溶連菌に限らず、膣内に雑菌がいると、子宮の出口がやわらかくなりやすかったり破水しやすくなったりしますので、妊娠中は特にきちんと治療しておく必要があります。
また、出産時に膣内にB群溶連菌がいると、産道を通ってくる時に赤ちゃんに感染して新生児肺炎や髄膜炎を起こしてしまうことがあります。
最近は10ヶ月に入る頃に、B群溶連菌がいないかどうかあらかじめおりものの検査をして、膣内に感染がある場合は出産までに治療をしたりお産のときに予防的に抗生物質を点滴するようになってきています。
Q:産婦人科で検査を受けたらB群溶連菌が陽性と出てしまいました。
これは、何が原因なんですか? 日常生活で気を付けたらいいことがあれば教えてください。
上にも書きましたように、B群溶連菌は腸内の常在菌の一種ですので、これといった原因がなくても膣内に紛れ込みやすく、症状がなければ特に問題にはなりません。
日常生活で気をつけられることは、抵抗力が落ちないように規則正しい生活をする・甘い物や炭水化物をとり過ぎない・通気性のいい下着をつける・パンティストッキングはなるべく
避ける・肛門周囲を触った手で外陰部を触らない・性交前にお互いの清潔を心がける(きちんとシャワーを浴びる)・・・などです。
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