Q:性器ヘルペスと診断されました。
これはいったいどのような病気でしょう?
単純ヘルペスウイルス1型と2型の感染によって起こる性感染症です。
性交やオーラルセックスによって感染します。
初感染の場合、約1週間の潜伏期間のあと、外陰部に水泡や潰瘍ができて、ひどいと排尿や歩行ができないほどの痛みが出現します。
生活に支障をきたすほどの痛みが出てしまった場合、入院して治療する事もあります。
一般的には、抗ウイルス剤を内服しながら、外陰部の潰瘍や水泡には抗ウイルス剤の軟膏を塗って治療します。
2回目以降の再発では、水泡や潰瘍の数も少なく、比較的軽い症状ですむ場合が多いので、軟膏を塗るだけで治る事がほとんどです。
Q:妊婦です。性器ヘルペスにかかっていたのですが、帝王切開を勧められました。
普通分娩を望んでいます。可能でしょうか?
性器ヘルペスを発症している状態で普通分娩をする事は、絶対におすすめできません。
産道に症状がある状態で普通分娩をすると、産道感染によって赤ちゃんが新生児ヘルペス感染症になり、70〜80%という高い確率で死亡してしまいます。
帝王切開ならば産道感染を避ける事ができますので、赤ちゃんのためにも普通分娩はあきらめた方がいいでしょう。
Q:主人が性器ヘルペスにかかりました。
かなりショックを受けています。
これは主人が浮気をしていたということでしょうか?
ご主人の性器ヘルペスが初感染の場合、奥様に症状がなければ他のパートナーから感染した可能性が高いと言えます。
性器ヘルペスは性交だけでなくオーラルセックスによっても感染しますので、感染の原因が浮気と断定する事はできませんが、何らかの性的接触はあったのではないかと思われます。
ただ、ご主人が以前性器ヘルペスにかかった事があるのであれば、新たな感染によるものと言うよりは抵抗力や体力の低下に伴う再発の可能性が高いでしょう。
再発は、性的接触がなくても起こるものですが、再発している時に性交すればパートナーにうつしてしまいますから注意が必要です。
Q:性器ヘルペスは完治しないと聞いたのですが本当ですか?
再発しやすいのでしょうか?
症状をいったん完全に抑える事は可能です。
ただし、一度感染するとヘルペスウイルスは脊髄神経の中の仙髄神経の中にひそんで潜伏感染を続けます。
そのため、ストレスや疲労がたまったり、風邪をひいたりして抵抗力が落ちると再発します。
外陰部や口の周囲の水泡や潰瘍が完全に消えた状態になれば、潜伏感染時に人にうつす心配はありません。
再発であっても、症状がある間は感染力がありますので、水疱や潰瘍が完全に消えるまでは性交は厳禁です。
Q:性器ヘルペスになったのですが、家で過ごすのに何か注意点はありますか?
上にも書きましたが、症状がある間の性交は絶対に避けるようにしてください。
また、体力や抵抗力が落ちている状態の時に再発しやすく、体調が悪いと治りも悪いので、なるべく規則正しい生活と栄養をしっかり摂るように心がけてください。
水泡が破れたところに最もウイルスが多く存在していますので、外陰部などの水泡が直接当たった物に他の人が直に触れると稀ですが感染することがあります。
タオルなどの共同使用は避け、浴室の椅子などは使用後に軽く流すようにしてください。
同じお風呂のお湯につかったからといって感染したりはしませんが、症状がなくなるまではシャワーにしておいた方がいいでしょう。
また、ご本人も水泡のある場所は素手で触らないようにし、軟膏を塗った後はよく手を洗うようにしてください。
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