第12話「電解還元水」
電解還元水は、機能水の一つに分類されます。機能水は、ただの水でなく、その水を飲むことで、何らかの効能・効果が期待できる水のことです。最近、スポーツ飲料などにたいして機能水という言葉が使われていますが、電解還元水もそうした機能水の一つです。
機能水には、比較的、科学的根拠がはっきりしつつある水としていろいろ販売されていますが、まだ論理的根拠や再現性などに問題が多いのが現状です。そうした中で、電気分解水(電解水)がもっとも科学的に認知されたものです。
電解水には、水を電気分解するときに陰極側に生成する「電解還元水」と陽極側に生成する「酸性電解水」とがあります。
この「電解還元水」は活性水素を大量に含み、いろいろな難病に対する効果が期待できるものです。他方の「酸性電解水」は、次亜塩素酸を含むため、殺菌力があり、医療用具の殺菌やカット野菜の殺菌などに使用されています。
電解還元水は、一般的にはアルカリイオン水と混同されますが、別のものです。電解還元水は「還元力を持つ活性水素を豊富に含む水で、さまざまな活性酸素を除去する力を持った水」です。アルカリイオン水は、単に「イオンを含んだアルカリ性の水」です。
電解還元水の場合は、それがアルカリ性であることは重要ではありません。重要なのは、私たちのからだの中の過剰な活性酸素を除去できる還元力を持っているかどうかなのです。
十分な還元力をもった電解還元水を生成することはそう容易なことではありません。
いかに還元力を高めるかという発想で開発された電解還元水整水器である必要があります。
電解還元水整水器は、市場でいろいろなメーカーのものが存在していますが、ダブル・オートチェンジ・クロスライン方式を採用した電解還元水整水器は、スイッチを入れてから3回ごとに極性を入れ替えるようになっています。3回ごとに電解を行う電極のプラスとマイナスを入れ替えることで、電極版についたカルシウムやマグネシウムをすぐに剥がし、洗い流してしまうことで、メッキ効果による電解還元水生成能力低下を防ぎ、電解還元水生成能力が維持できるようになっています。
電解還元水中の活性水素は、少なくとも一カ月以上安定であると考えられています。活性水素、すなわち水素原子はもっとも小さな原子であり、ほとんどの金属に吸着・吸蔵されることが知られています。
電解還元水中の活性水素は、金属ナノコロイドと結びついて安定な状態になっていつことを九州大学理学部の松田教授らのグループで報告されています。
ダブル・オートチェンジ・クロスライン方式を採用した電解還元水整水器では、白金電極がクリーンな状態に保たれているため、白金電極の白金が溶け出し、金属ナノコロイドを形成します。陰極側に発生する活性水素がこの金属ナノコロイドと結びついて安定な状態になります。こうした安定な状態の活性水素を多く含む電解還元水が十分な還元力を有するものです。
次回からは協和病院での河村院長の電解還元水の臨床事例を紹介していきます。
<参考文献>
『人間の体に「本当に良い水」はこれだ!!』九州大学大学院教授白畑寳隆/協和病院院長河村宗典共著p99〜p104 フォーシーズンズプレス発行
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