第16話「協和病院 症例1」
協和病院の医療現場で、水を電解還元水に変えただけで、多くの難病と呼ばれる病気が改善され、多くの方が健康を取り戻されています。そのごく一部を紹介します。
「糖尿病性壊疽を克服し、足の切断を免れたIさん(男性・53歳)」
膝下から切断と宣告され、一縷の望みをかけて来院
神奈川県に住むIさんが、糖尿病と診断されたのは約30年前。その当時は、特にこれといった治療をせずに放置していましたが、6年前の1997年にインスリン治療を始めました。しかし、症状は進行するいっぽうで、2001年の11月には左眼底出血、12月末頃より右第四趾に小さな壊疽を生じ、どんどん悪化してほとんど右足全体に広がってきました。私の病院を訪れた2002年の3月には、右足がパンパンに腫れ、あちらこちらから膿が吹き出していました。レントゲンを撮ると、骨が溶けているのがはっきりと見てわかる状態でした。実はIさんは、私の病院を訪れる約1カ月前、別の病院で「足先の骨が壊疽を起こしているから、膝下から切断しましょう」と宣告されていたのです。
Iさんが私の病院を訪れたとき、一緒に来られていた奥さんが「先生、主人を見捨てないでくださってありがとうございます」と私におっしゃいました。もう足はだめだから、と医者に匙を投げられてしまっていたからです。奥さんがそうおっしゃる横で、Iさんは精神的にもまいって相当に落ち込んでおられました。でもIさん自身は、足を切断したくない。当然の思いです。そこで、藁にもすがる思いで私のもとを訪ねてこられたのでしょう。
いまの医学では、いくらインスリンなどで血糖をコントロールしても、根本的には治すことができません。壊疽を起こしてしまったら先回りして、悪い部分を切断してしまおうというのが主流になっています。まだ十分に血行がある場所を残しておくことで、義足などの対処がしやすいからです。そんなことをいわれれば、いくらレントゲンを見せられても、誰だってびっくりしてしまいます。切断するといわれて慌てて当院を訪ねてこられるケースがたくさんあります。
水を変えただけで、4カ月後には歩けるまでに回復
Iさんの場合も、来院以来、一日に4、5リットルの電解還元水を飲む以外は、特にこれまでと変わった治療は行なっていません。糖尿のコントロールにはもちろんインスリンが必要なので、前の病院に引き続き使用しました。血糖値は来院されたときから比較的よくコントロールされていましたが、電解還元水を飲用するようになってインスリン量はどんどん減少し、最初の四分の一ぐらいになりました。そして溶けて薄くなっていた足の骨もだんだんとかたちが現れ始め、腫れもひいて膿も出なくなり、来院四カ月後には完全にもとの状態に戻るまでに回復したのです。
電解還元水を知る以前は、私も糖尿病で壊疽を起こしてしまった患者さんの足を切断するという方法をとっていました。いまでも、やはり切断せざるを得ない場合もあります。ですが、切断する箇所は局所で済んでいますし、まして膝下で切断するひとはほとんどありません。
電解還元水を飲むだけで、なぜ溶けていた骨までが回復するのか。おそらくは血液がさらさらになり、血行がよくなって症状が改善されるのでしょうが、それ以上の理由はまだよくわかっていません。しかし、半年前には膝下から切断するといわれていたIさんは、確かに電解還元水を飲んで健康を取り戻し、いまは元気に自分の足で歩かれています。
<参考文献>
『人間の体に「本当に良い水」はこれだ!!』九州大学大学院教授白畑寳隆/協和病院院長河村宗典共著p178〜p182 フォーシーズンズプレス発行
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