今回も、前回に引き続きバインズ・パーソナル代表の平澤知穂さんに子育てコーチングについてお聞きしました。
人はそれぞれいろいろな役割を持っています。
例えば外では営業マン、家に帰るとご主人、子どもにとってはお父さん。お母さんの場合もそうです。いろいろな役割を持っています。
今の時代は、お仕事を持った女性もたくさんおられるので、仕事から帰っていきなりお母さんという役割に切り替えることができなくなるんです。
昔は大家族だったので、みんなが役割を分担していた。
今は核家族でご夫婦が共に忙しいと、全部自分が抱えてしまう。
仕事先からストレスを持って帰って、家に帰ったときにお母さんという役割に切り替えることができないという現象が多く起きています。
『ほめて育てる』という言葉がありますが、ほめて育てても心がないと子どもは受け取っていない。
コーチングでは『ほめる』というのと『認める』というものは違うものとして位置付けしています。
『ほめる』→あなたは、きれいですね。あなたは、優しいですね。
ここには言葉を発する側の評価や判断が入っている。
『認める』→私は、あなたをとてもきれいな方だと感じています。
あなたの存在そのものを認めている。ここには相手のことを評価、判断したものが入っていません。
感じたことをストレートに伝えていく。そういうことが、相手がキャッチしやすいメッセージの体系となっていくんです。
ほめて育てると、評価・判断の中に自分がいるということに子どもは気がついてしまう。
そうするとのぼせ上がる子どもになったり、妙に高飛車な子どもになったりする可能性があります。
コーチングでは『認める』ということをとても大事にします。
自分自身を認めている人が発するメッセージは、テクニックでは計り知れないぐらいのパワーがあります。
子どもはそれを敏感に感じています。
それも自然に体感したものを蓄積していくので、これが前回お話したディレクティブメッセージだと、とても恐ろしいことになります。 |