ハメルンのふえふき
語り :三浦ひろみ
放送時間:9分54秒
むかし、ドイツにハメルンという、とても静かで美しい町がありました。
でも、町じゅうネズミだらけで、みんな困っていました。
そこに美しい音色とともに、ひとりの笛吹きがやってきました。
笛でねずみを退治すると言うのです。
町長さんは金貨を一袋出すと約束します。
ねずみはいなくなりました。みんな大喜び。
でも町長さんは約束をやぶりました。
町中のみんなも欲が出たのでしょう、笛吹きを町から追い出してしまうのです。
それから月日が流れ、みんなそのことを忘れてしまいました。
そんなある日、あの笛吹きが町の見える丘にやって来て笛を吹きました。
そうしたら町中の小さな子供たちが集まりました。
笛吹きはおおぜいの子供たちを連れてどこかへ行ってしまいました。
約束を守っていればこんなことにならなかったのに。
子どもの親たち、町中の大人たちはみんな後悔しました。
子どもたちはどうなったの?
ある夜、美しい笛の音が聞こえてきました。
「山の中にあるうそつきのいない国でしあわせに暮らしているよ」と、明るく透きとおった音色が教えてくれました。






